子どもが机に向かったと思ったら、
ノートの横で練り消しをこねている。
鉛筆は動かず、視線は漫画へ。

「宿題、終わったの?」

そう声をかけた自分の言い方が、
少し強くなっていることに気づく。

自分も子どもの頃、
同じことをしていたはずなのに。
親になると、なぜか気になってしまう。

宿題でイライラするのは、あなただけじゃない

「宿題 イライラ 親」
「子ども 宿題 集中しない」

こうした言葉で検索すると、
同じ悩みを抱えている親が本当に多いことが分かります。

忙しい毎日の中で、
限られた時間で終わらせたい。
きちんとやってほしい。

その気持ちがあるからこそ、
イライラしてしまうのは自然なことです。


イライラの原因は「子ども」ではなかった

以前の私は、
「集中力がない」
「やる気が足りない」
そう感じていました。

でも、よく観察してみると違いました。

  • 考えている途中で手が止まる
  • 一度気が散ると戻るのに時間がかかる
  • 完璧にやろうとして、逆に進まない

これは怠けているのではなく、
子どものペースと親の期待が合っていないだけでした。

親は「早く終わらせたい」。
子どもは「理解しながら進みたい」。

このズレが、
イライラの正体だったように思います。


親が無意識にやってしまうこと

振り返ると、こんな関わり方をしていました。

  • 100%を求めてしまう
  • 間違いをすぐ指摘する
  • 自分のペースを基準にする

これを続けると、
子どもは「どうせ怒られる」と感じ、
さらに集中できなくなります。

結果、
親も子も疲れてしまう。


父として試してみた3つのこと

① 子どものペースを前提にする

進みが遅くてもいい。
途中で止まってもいい。

「今は考えている時間なんだ」と思うだけで、
こちらの気持ちが少し楽になりました。


② 時間か範囲を一緒に決める

我が家では、どちらかを選びます。

  • 「15分だけやってみよう」
  • 「このページまでやろう」

終わりが見えると、
子どもは意外と集中できます。


③ 100%を求めない(できたところをみつける)

字が雑でも、
少し間違えていても、
今日はここまで。

「全部ちゃんと」より、
「今日はここができたんだね」、「最後まで頑張れたね」からでも。

この考え方に変えるだけで、
宿題の時間の空気が変わりました。


親の気持ちも大切にしていい

正直、疲れている日もあります。
余裕がない日もあります。

そんな日は、
「今日はここまでにしよう」と言っていい。

私自身も正直無理な日もあります…
そんな時は「父、お疲れモードです。充電させてください。」と正直に伝えてきます 笑。そうすることで、子供も自分で考えていく時間もできますしね。

宿題は、
親の我慢大会ではありません。子供も、私も正直にしていくことも継続の秘訣です。


まとめ:宿題は競争ではなく、積み重ね

宿題を見ていてイライラするのは、
子どもを大切に思っているから。

でも、
子どもには子どものペースがあります。

  • ペースを尊重する
  • 時間や範囲を決める
  • 完璧を求めない

それだけで、
親子の時間は少し楽になります。

今日も、
なんとかやってます。
それで十分です。