子どもが高校に進学するとなると、授業料や入学準備費用など、何かとお金の心配がありますよね。シンパパとして家計を考えると、「高校無償化制度」がどれくらい助けになるのかは気になるところ。今回は、国公立と私立の違いも含めてまとめてみました。

この記事の目次
  1. 高校無償化制度の基本
  2. 制度を使うときの注意点
  3. まとめ

高校無償化制度の基本

高校無償化制度（正式には「高等学校等就学支援金制度」）は、①経済的な理由で高校進学をあきらめないよう、②学業が優秀な人を応援する　のどちらかの目的で、授業料の負担を軽減する制度です。
対象は日本に住む高校生で、所得制限があります。支援は授業料相当額を助成する形で行われます。

国公立高校の場合

  • 授業料：年間約12万円前後（都道府県により差あり）
  • 無償化の効果：所得制限内の家庭であれば、授業料はほぼ無料
  • その他の費用：施設費、教材費、修学旅行費などは自己負担
シンパパ

国公立高校は授業料が安いので、家計の負担が小さいのが魅力です。ただし、授業料以外（修学旅行や教材など）の費用は別途必要なので、年間の総額を把握しておくことが大切です。

私立高校の場合

  • 授業料：年間平均35〜45万円（学校や学科によって変動）
  • 無償化の効果：授業料の一部を就学支援金が補助
    • 所得制限あり
    • 家庭の所得が低いほど支援額が増える
    • 公立との差額は自己負担
  • その他の費用：入学金、施設費、教材費などは対象外
シンパパ

私立高校は授業料だけでも高額になるので、就学支援金を活用しても差額分の自己負担は出ます。
奨学金や入学準備金の分割払いを使うと、負担が少し軽くなることもあります。

制度を使うときの注意点

１．申請タイミング：新入生の場合は入学時（4月頃）、在校生の場合は収入届出が必要となる時（7月頃まで）を目安に、それぞれ学校から手続きに関して案内。

２．申請方法：原則としてオンラインで申請。マイナンバーを利用することで手続が簡単に。（都道府県ごとに申請方法が異なるので、学校からの案内に従って申請。）

３．所得判定：年収が変わると翌年度の支援額にも影響

４．家計の把握：授業料以外の費用も含めて、総額をシミュレーションしておく

まとめ

  • 国公立高校：授業料はほぼ無料。その他費用は自己負担
  • 私立高校：授業料の一部を支援。差額や入学関連費用は自己負担
  • 家計管理のコツ：支援金＋奨学金＋貯金で「初期費用と年間費用」をシミュレーション

シンパパとしては、授業料の負担が軽くなるのは本当に助かるポイントです。公立・私立どちらを選ぶ場合でも、制度の仕組みと家計への影響を事前に把握することが安心につながります。