子供と生きる

親は完璧じゃなくていい 〜子どもの成長と向き合うということ

子どもと向き合う中で、私は
「ちゃんとしなきゃ」「間違えたらいけない」
と自分を追い込んでいた時期がありました。

でも、ある出来事をきっかけに、
完璧でなくていいんだと気づかされました。

長男との“衝突の時期”が教えてくれたこと

長男は、思春期の入口が少し早く、反抗の時期が長く続きました。
離婚前から相手方に対して反抗的で、
私に対しても怒ったりぶつかったり、注意することもみられていました。

お互いにぶつかって、同じことを繰り返す日々。
「どうしてわかってくれないんだ」と
私のほうが感情的になることもありました。

でも、あるとき彼に大きな転機が訪れました。

部活で“キャプテン”を任された日

ある日、長男が部活でキャプテンに選ばれました。
驚きよりも心配のほうが大きかったのを覚えています。

「ちゃんとやれるのかな」
「責任に押しつぶされないかな」
そんな私の気持ちとは裏腹に、
彼は同級生に支えられながら少しずつ変わっていきました。

・自分の意見を言うこと
・人の話を聞くこと
・相手の気持ちに寄り添うこと
・集団の中での責任を理解すること

気づけば、以前よりずっと落ち着き、
仲間との関係もぐっと良くなっていました。

あとから本人と話したとき、
「キャプテンやってみてよかった。めっちゃ成長したわ」
と照れたように笑っていました。

その表情を見たとき、
胸の奥で何かがほどけていくのを感じました。

“押しつけ”になっていたのは、もしかしたら私の方だった

子どもがつまずいているとき、
つい自分の経験と重ね合わせて
「こうしたほうがいい」
「今のままじゃダメだ」
と正しさを押しつけてしまう。

でも、長男の成長を見て気づいたのは――

子どもには、子どものペースがある。
そして、子どもには“子ども自身の力”がある。

私が焦っていたことの多くは、
「親としての理想」や
「自分がこうだったから」という基準にすぎなかったのかもしれません。

子どもは、親が思うよりずっと強い。
そして、親の役割は“完璧に導くこと”ではなく、
必要なタイミングに、そっと支えること なんだと気づきました。

子どもの成長に教えられた「完璧じゃなくていい」という感覚

長男が仲間に恵まれ、役割を持ち、
自分の力で成長していく姿を見て、私は心から思いました。

親が完璧じゃなくていい。
子どもを信じることが、何よりの支えになる。

親の都合や理想を押しつけなくても、
子どもは子どもなりに
“今の自分に必要な学び” をちゃんと拾っていく。

それに気づいたとき、
肩に入っていた力がふっと抜けました。